先日、ロッドを折ってしまいました。支流の高い木の枝に引っ掛かったルアー。枝を引っ張り、かろうじて手の届くところまで来たので、ルアーを外そうとしたその時、バキッと音がしたのは、枝ではなくロッドが折れた音でした。
折れたのは1番上のロッド。上から4番目のガイドの上あたり。バッキリ折れました。落胆しながら戻ります。この日は先日の豪雨で流れてきたであろう、いつもは引っ掛かる事の無かった対岸近くの川底の枝にルアーを2本も持っていかれた後だっただけに、もう釣りを辞めようかとも思ったくらいでした。
中古のロッドなので、保証書などもありませんし、仮に保証が利いたとしても、そもそもロッドの部分部分を買っても結局買った値段より高くなる。ならばDIYで直すしかありません。
中空のロッドなので、芯材(印籠芯)を折れた箇所の両側に入れて、エポキシで接着します。芯材はカーボンソリッドのテーパーが付いているティップを使いました。テーパーなしの丸棒でも削ればいいのですが、たまたまテーパーありのものが少し安く入手できたので、手間を省くためティップにしました。
↓ 折れたロッドと、中に入れる印籠芯
カーボンソリッドの径が、折れたロッドの内径と大体合う位置で、折れた箇所から両端5㎝くらいの長さにカーボンソリッドをカット(100円ショップの金ノコを使いました。)します。それを印籠芯として用います。
印籠芯に2液混合のエポキシ接着剤を塗り、ロッドに格納・接着します。エポキシ接着剤は、100均のものでも大丈夫そうですが、ちょうど手持ちのセメダインのEP001Nというものがあったので、これを使いました。
↑ 接着した状態
接着したあと、接着剤が乾く前に、継いだ箇所にスレッドを巻きました。スレッドはFUJIのイージースレッドにしました。多分どんなスレッドでもいいのでしょうけど、ガイドが壊れたときにも使えそうなので、FUJIのものを用意してみました。
この状態で乾かして、接着強度を高めます
数日置いて乾きました。
スレッドを巻いた継ぎ部分をコーティングします。コーティングは100均で買ってきた、UVレジンでやってみます。UVレジンを筆で塗り、ライトで照射して固まったら完成です。
↑ 百均のUVレジンでコーティング
UVライトも百均ですが、照射しても少しべとつく感じがしました。結局太陽光の紫外線にも少しあて、いくらか良くなりました。
↑ 補修作業完了
良い感じに仕上がりました。実釣はまだしていません。
実釣して折れたら悲劇の再来ですが、そうそう大物がかかる事もないですから。
でも、重いルアーを投げただけで折れるとか、そういうのは止めてもらいたいです。
さてどうなるか。ドキドキです。