Yoko no Rhythm, Tate no Rhythm

人生を豊かにするために好きなことを時間の許す限り。ルアーでのトラウトフィッシング。スケートボード・スノーボードなどの横ノリとMTB・テレマークスキーなどの縦ノリ。音楽、の時間の話題を中心に。

真冬の尻別川の風景

 真冬の尻別川。マイナス気温が続いた1月初旬、流れが緩い所は水面が凍りついた上に真っ白な雪が積もる。川沿いを1両のローカル列車が走っていく。車窓からも一面白い冬の川の風景が見えたことだろう。冬の日常の尻別川の風景。

結氷する尻別川とローカル線の列車

 このような、川や湖などの水面が凍る現象を「結氷」というらしい。Wikipediaによると、川で結氷が起こる条件は、

・水面の温度が0℃以下になることが必須条件である。ただ、水面が穏やかな場合や、水に含まれる不純物が少ない場合などは、0℃以下でも凍らずに過冷却となることもある。-10℃前後になれば例外なく凍結する。
・結氷を左右する温度は水面の温度であり、通常は気温よりも低くなるため、気温が氷点下になるよりも早く初氷が訪れる。水面温度が気温よりも低くなるのは、放射冷却で低い所ほど温度が下がるためである。
・結氷には風も関わってくる。水面にさざなみが立つ程度の適度な風があれば、蒸発による潜熱放出が風によって促進されて水面が冷却され、結氷しやすくなる。しかし、風があまりに強いと水面が波立って逆に結氷しにくくなる。また、無風状態の場合は放射冷却が促進されて温度が下がりやすい。
・雪が降っていると、雪が水面を冷やして結氷しやすくなる。
・河川の場合、水量が少なく水深が浅いほど、流速が遅いほど高い温度で凍結する。

とのことである。この場所は下流に堰があり、流れが緩く、この年始の気温はマイナス10度を下回る日が多かったので、結氷する条件にあてはまったのだろう。厳しい寒さが作り出す美しい風景。

結氷する尻別川

 夜の尻別川には、川の向こうにそびえる名峰、ニセコアンヌプリの各スキー場のナイターの灯りが映る。冷たい川であるが、さらに外気の方が冷えているので、水面上で蒸発が起こり、その水蒸気が冷やされて湯気のような霧が、わずかですが出ているのがわかる。

夜の尻別川に映るスキー場のナイターの灯り

 ニセコ倶知安を流れる尻別川にはたくさんの美しい景観がある。

 さてこのような冷たい川の川底、トラウトたちはゆっくりと体をやすませているのだろう。春からの川を想像しながら、通勤の橋の上から川を見下ろす。

 

↓2021年最後の釣り

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