高校時代、洋楽を聞き始めた頃、友人から借りて衝撃を受けたCD。
FACESの「A Nod Is As Good As a Wink... to a Blind Horse」(邦題は馬の耳に念仏)。Facesといえば、ジェフベックグループから加入のロッド・スチュワートとロン・ウッドがメンバーとして有名ですが、そもそも前身のバンド、Small Facesからの3名、特に私はロニーレーンが好きでした。
アルバム最初の曲、Miss Judy's Farmのイントロをきくたび、ぞくぞくします。That's All You Needのスライドもこれという感じです。
ロニーレーンとロッドスチュワートのボーカルの掛け合いが聞けるDebrisも良いです。その裏には確執もあったのかもしれませんが。
バンドの音はけだるいというかルーズという表現が似合う感じで、酔いどれ・薄汚れたブリティッシュロックバンド的な、これぞまさにブリティッシュという感じを受けました。最初に聞いたとき、ただカッコいいと感じたのを覚えています。
社会人になって3年目、ロンドンに1年間語学留学という名のもと、遊びに行きました。その頃もやっぱり原点はこのブリティッシュロック。
昨日は何か、何も考えずにスカッとしたい気分だったので、このバンドの音をチョイスしました。けだるさの中の爽快感。といいましょうか。久しぶりに聞きましたが、やはりいつ聞いても名盤ですね。それにしても邦題が「馬の耳に念仏・・・」。念仏はロックと相容れるのか。
A Nod is As Good As a Wink to a Blind Horse
- アーティスト: Faces
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
- 発売日: 1994/08/04
- メディア: CD
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