カーディナルは、ボディ側面の蓋を開けるだけでオイルやグリスを注油したり、汚れを除去できるので、メンテナンスがとてもしやすいリールだと思います。
メンテナンスについて、完全に分解して洗浄後にオイル注油、組み込みするオーバーホールではなく、日常的に行っているオイル・グリスの注油について書いてみます。
尚、完全分解しての洗浄・注油は、あまり頻度を多くせず、数年に1度にするようにしています。
使用しているオイルは、以下のものです。
・IOS FACTORY IOS-02PRO
・IOS FACTORY ギヤグリス
・シマノメンテナンスオイル SP-013A
・シマノメンテナンスグリス SP-023A
・シマノドラググリス ACE-0
なぜ、IOSのものとシマノのものを併用しているかといいますと、それはもちろん、IOSだけにするとコストがかかるからです。
↓シマノのスプレーはセットがお得。シマノのオイルは記事投稿時はAMAZONが最安でした。
↓IOSのオイル これはどこもあまり価格は変わりませんが、AMAZONはたまに少し割引している事があります。
内部機関にはIOSのオイル・グリスを使用します。(但し、ドラググリスは今のところシマノ。)また、ベールアーム周りやハンドル周りはシマノを使います。
日常的な清掃・オイルの注油の箇所は、大体下のとおりです。
【内部機関】
・ウォームギア → IOS ギヤグリス
・ドラグ部 → シマノドラググリス
【ベールアーム周り】
・ベール支持部、ベールスプリング両側 → シマノグリス
ネジを少し緩めて、ベール支持部の隙間からスプレーグリスを注油します。
3か月に一回くらい、スプリングを外して清掃し、グリスを挿し直しています。
・ラインローラー → シマノオイル
小さな箇所なのでオイルスプレーを吹かずに、オイル挿しの容器に移し注油します。
(容器への移し方)
スプレーをオイル挿しの容器に吹いて、オイル挿しの蓋を開けたまま数日放置して、オイルの中のガスを抜く必要があります。それをしないと、オイルを挿そうと容器を傾けた途端、オイルが噴出し、大変なことになるのでご注意ください。
ガスが抜けたか確認するときは、オイルがこぼれても良い場所で出してみた方が良いと思います。
オイル挿しは、AZ 狭所用オイラー 15ml 極細針ノズル付というものを使いました。
【ハンドル周り】
・ハンドルノブ回転部 → シマノオイル
小さな箇所なのでここもオイル挿し容器に移したもので注油します。
・本体軸受け部 → IOS-02
ハンドルをリール本体から外し、ドライブギア軸のブッシュに注油します。
中にオイルが回りそうなので、IOS-02を差しています。
概ねそのような感じです。
汚れを落とす際、一番注意して見ているのは、ウォームギアの軸受けです。この部分に土の粒子が付きやすいそうで、摩耗の原因になるとか。ここのオイルを切らさないように気を付けています。
そういえば、ラインローラーを外す際、以前はスプーンの端をカットした自作工具を使っていたのですが、プロショップオオツカさんのカーディナルレンチ Ver3を入手したので、最近はこれを使っています。
オイルを差す時間、カチャカチャとカーディナルを弄る時間も川での釣りの時間と同じように楽しいものです。