先日、1975年のカーディナル 44 復刻ではないオリジナルを入手しました。実に自分とほぼ同年齢のカーディナル。自身は経年劣化で色々な所にガタがきているというのに、このカーディナルは健康状態よく、心地良いカリカリ鳴るカーディナルサウンドとともに、スムーズな回転と外見の傷も少ない若かりし状態を保った良い状態で自分のところに来てくれました。
手持ちでは復刻版カーディナル44があり、本流での実釣に使用しています。こちらも申し分ない状態なのですが、自分と年齢が近いという理由でつい手が伸びてしまったオリジナルのカーディナル44。復刻版とオリジナル版のディテールを比べてみます。今は冬でまだ実釣には使っていませんので、ぱっと見の違うところだけ見比べました。
中を開けて見てみると、多少パーツの違いはありますが、大まかな内部構造などはさほど変わっていないようです。
このカーディナル44はスプールが少し違います。中央のボタンがポチっと小さく出ているタイプです。初期のカーディナルはこんな感じみたいですね。スプールに割れなどは無くきれいです。
ABUの紋章、クレストマーク。ABUは、スウェーデン王室御用達のシンボルマークとして国王の徽章をつけています。このクレストマークの大きさが違います。オリジナルは復刻版のものより一回り大きく存在感あるクレストマークになっています。
今回復刻版ではなくオリジナルを入手したのは、この存在感あるクレストマークが大きな要因でした。紋様も気のせいかもしれないですが、復刻版よりもクリアなんですよね。
リアドラグのダイヤルも違うパーツです。ギザギザの彫りが復刻版より細かくありません。
もう1つ、写真は無いですが、ハンドルバーが5㎜くらいオリジナルの方が長いです。復刻版のカーディナル44はカーディナル33と共通の45㎜の長さですが、オリジナルは少し長いようです。
外観で目立って違うところはそんな感じです。44に関しては復刻版でも糸よれはさほど気にならなかったですし、たいしてプリン巻にもならなかったですが、オリジナルでは違いはあるのでしょうか。
実釣ではどうなのか、もう少し暖かい日が出てきたら試してみます。楽しみです。
↓カーディナルの書籍です。ネットでは色々な情報を見ることができるのですが、まとまった一冊があればいいなといつも感じます。未入手なのですが、そのうち入手したい本です。