ワーデンズ(ヤキマベイト)のルースターテールとルーハージェンセンのバングテール。共に1950年代から作られているルアー。ボディにはシリンダー型のウェイト、ラインアイ直下には高輝度のウィローリーフ形状のブレード、ハックルのついたテール。ワーデンス・ル―ハージェンセン共にアメリカ。
毛が付いたスピナーは色々あると思うのだが、ルースター/バング以外のスピナーは、だいたい針に毛がついていて、シングルフックに変えようとすると毛無しになってしまう。
折角、毛がついているものは毛を残してあげたい。ルースターテール/バングテールはデフォルトでトレブルフックが付いているが、フックではなくスピナー本体シャフトに毛が巻かれているので、トレブルフックをニッパーで切り取ってしまい、リングを付けてシングルフックに変える事ができる。シングルフックに交換しても毛を残せることから、毛付きのスピナーはルースター/バングの一択となってしまった。
すっかり頼ってしまっているルアーボックスの中のスピナー、ルースターテール/バングテール。特に多用しているのは1/6オンスと1/8オンス。本流の流れの広い所では1/6と1/4を。本流でも中州があり対岸が近い所などは1/8を使っている。
KEN CRAFTや無名のルースターテールの「まがい物」もいくつか持っている。「まがい物」もその構造と水中での動きはほとんど変わらないので多分釣れるルアーなのだと思うが、まだこれで釣れたことはない。(というかあまり使わないことが原因。)
ルースターテール/バングテール。毛の効果か、良い釣果をあげている。スプーンやミノーでだめでも毛付きスピナーをタダ巻するだけで釣れてしまうことが何度もあった。特に虹鱒に効果が高いようで、今年毛付きで釣れたのは90%ニジマスだった。
11月前半のわずかなヒットも、全く釣れそうもない12月前半の釣りでの貴重な1匹もこのスピナー。
ルアーフィッシングには邪道的な「毛付き」なので最初から使いたくはないが、1~2時間程しか釣りが出来ない時や、ボウズ寸前で困った時の利用価値はとても高いルアーと思う。
↓本家ルースターテール。AMAZONでは値段が高すぎる。
↓AMAZONは毛付きスピナーの安物は売っているけど、毛が本体に付いているのは少ない。